テープ起こし専門 アス テープ起こしタイナーズ

法廷尋問とは

time 2025/06/12

法廷尋問とは、裁判において証人や当事者に対して行われる質問のやりとりを指します。刑事裁判でも民事裁判でも、この過程は裁判の行方を大きく左右する重要な手続きです。証言によって明らかになる事実は、裁判官が判決を下す際の根拠となるため、尋問は真実を引き出すための中核的な役割を果たしています。

 
法廷尋問にはいくつかの段階があります。最初に証人を呼び出した側、たとえば検察官や弁護人が行うのが「主尋問」です。この段階では、基本的に証人に自由に話させる形式が重視され、答えを誘導するような質問、いわゆる誘導尋問は禁止されています。次に、相手側が行う「反対尋問」では、その証言の信頼性や矛盾点を突くことが目的とされており、この段階では一定の範囲で誘導尋問も認められます。

場合によっては、主尋問・反対尋問の後に、再度それぞれが尋問を行うこともあります。これを「再主尋問」「再反対尋問」と呼びますが、ここでは先の尋問で出た内容の補足や修正が中心となります。

 
尋問の目的は、単に情報を引き出すことにとどまりません。証人が語る内容が一貫しているか、証拠と食い違っていないか、信頼できるかどうかを検証することに大きな意味があります。ときには尋問によって、事件の背景や当事者の心理状態までもが浮き彫りになります。

法廷の場では、尋問に関する厳格なルールが定められており、証人は偽りの証言を行った場合、偽証罪に問われる可能性があります。また、質問を行う側、すなわち検察官や弁護士には、論理的かつ的確に話を導く技術が求められ、冷静さや洞察力も欠かせません。

 
法廷尋問は単なる質疑応答ではなく、裁判の公正さを支える柱のひとつです。そのやり取りの中で、証言者の言葉や態度、さらには沈黙までもが裁判の結果に影響を及ぼすことがあります。法廷という場の緊張感の中で交わされる尋問は、法と事実の交差点とも言えるでしょう。

証人尋問の反訳、裁判 反訳
https://www.tapeokoshi.net/about-jinmon/

法廷尋問で思う、事実の食い違い
https://www.tapeokoshi.net/287/

 
 
►文字辞書 目次へ戻る

メニュー

 
研究費・科研費、法人様の締め日
に対応しています。
 
ケバ取りテープ起こし
→最もご依頼の多い作成方法です
 
整文テープ起こし
→言葉を整え、読みやすくする作成方法です
 
要約テープ起こし
→冊子・ウェブ掲載、それらの下地に最適な作成方法です
 
インタビュー 文字起こし
→研究者や企業担当者向けの文字起こしサービスです
 
 
出張録音サービス
→会議現場に常駐して収録、記録。その後作成します。
 
 
ELAN 文字起こし
→言語学・会話分析の用途。テープ起こしからELANファイルまで。
 
praat アノテーション
→言語学・音声分析の用途。
テープ起こしからアノテーション TextGridの作成まで。
 
半構造化インタビュー 文字起こし
→質的研究の素材。文字起こしからコード化・カテゴリー化まで
 
逐語録 コード化・カテゴリー化
→看護の学問領域の質的研究素材です。
 
アンケート 自由記述 コード化
→アンケート自由記述のアフターコーディング。
 
 
証人尋問の反訳、裁判 反訳
→法律事務所様ごようたしのサービスです
 
そのままテープ起こし
→発言そのままを原稿にする作成方法。言語研究など
 
 
その他のサービス:
 
英語 テープ起こしサービス
→英語のみ、英日混合、どちらも対応しています
 
 
仕様・作成体制について:
 
書式・文章の表記について
 
タイナーズの実績
 
音声ファイルのご送付方法
 
 

代表・統括責任者

代表者の西山です。高い水準の原稿を作成し、的確にご対応させていただきます。お気軽にご連絡ください。

 

会社はこのビルの2Fです。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
 

代表の西山が講演を行いました

最近の投稿

運営サイト

テープ起こし・翻訳のノート
→文字起こし・翻訳周りのお役立ち情報など
 
翻訳のタイナーズ
→英語、フランス語、日本語の翻訳に対応しています。