人の口癖で、「なんか~」「なんか~」という、この「なんか」。
これはケバに該当するでしょうか?
答えは、YES!
です。ケバに該当します。
ただし、機械的に「なんか」=ケバ取りの対象という判断はしないでください。
口癖・会話のつなぎでの「なんか」
ここで言う「なんか」は、会話の中で「えーと」「そのー」と同じように、間をつなぐためのフィラー(つなぎ言葉)としてよく使われます。
この場合は意味がほとんどなく、文法的に言えば 感動詞的(間投詞的)な使い方に近いです。話し手の曖昧さやニュアンスを柔らかく表す役割を持っていますが、しかし、たいていの場合、口癖として無意識で使われることが多いです。
だからと言ってケバ取りの対象かどうかは別
上記の「なんか」はケバであることは間違いありませんが、「なんか」=ケバと機械的に捉えてケバ取りをしてしまうと、原稿がおかしくなります。
テープ起こしは、発言内容を文章化するものですので、文章化された文章は当然、話している言葉です。その中には、「なんか」という言葉が入るからこそ前後の文章が繋がる箇所もあり、それを機械的に取ってしまう(つまりケバ取りしてしまう)と、文脈が途切れてしまい、おかしな文章になってしまいます。
音声を聞いている人は、事前に音声を聞くので文章ベースで見てもおかしさには気づきにくいかもしれませんが、ほとんどの関係者は音声と原稿を同時に確認することはせず、文章だけを読みますので、その箇所を読めば、きっとよく分からないという感想を持つかもしれません。
つまり、感動詞的(間投詞的)に使われる「なんか」がケバであることは間違いないのですが、文脈判断を入れずにケバ取りの対象としてしまうことは良くないんですね。
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