カテゴリー: 原稿作成・編集について

  • 文字起こし・要約の費用(時間コストと心身の負担)

    下記をアップしました。

    講演会 要約 書き方・作り方

    講演会 要約 書き方・作り方

    実際のところ、自分で講演の要約を作成するのはかなり大変です。

    文字起こし自体が時間と労力を要する上、さらに要約作業では内容を正確に把握し、重要な部分だけを残しつつ意味やニュアンスを損なわないようにしなければなりません。特に、長時間の講演や内容が複雑な場合、集中力と要約スキルが求められます。

    外注を検討するのも賢い選択ですし、もし自分でやる場合は、効率化のために音声認識ソフトやAIベースの要約ツールを活用することも一つの手です。また、一度に完璧を目指すのではなく、まずは粗い要約を作り、後で詳細を詰めていく方法も有効かもしれません。

    どちらにせよ、時間と労力がかかる作業なので、無理のないペースで進めるのがポイントですね。

     
    費用(時間コストと心身の負担)

    いっぽうで、費用の面から、時間コストや心身の負担を考えると、特に忙しい場合や他の業務がある場合には、外注する方が結果的に効率的で賢明な選択になることが多いです。もちろん金銭的なコストも考慮する必要がありますが、その分のコストで時間や労力を節約できるなら、十分に価値があると言えます。

     
    テープ起こしから要約までのサービス

    要約 テープ起こし とは

  • 議事録 会話形式は「網羅性」が高い

    議事録の書き方に、会話形式というものがあります。

    この「会話形式」という言葉、最初に誰が言い始めたのでしょうか?

    テープ起こしの業界では、いや、業界全体のことは分かりませんが、少なくとも当社では、これを「逐語録」と呼んでいます。おそらく、テープ起こしに詳しい方なら同じように呼ぶでしょう。

    とはいえ、「形式」という言葉がつくと、どこか立派に見えるので、当社でも「会話形式」を時々使ってみようと思います。

     
    さて、本題です。

    会話形式は、その性質上、文章量が非常に多くなります。網羅性が高いのが会話形式の特徴です。

    内容の要点が掴みにくいと感じられるかもしれませんが、それは少し正しい面もあるかもしれませんが、誤解です。要点が見えにくいのではなく、文章量が多いために、「要点にたどり着くのに結構な時間と労力がかかる」が正しいです。また、たくさんの発言内容を読んでいく必要があるため、ある程度の読解力が求められます。読解力が不足している場合、あるいはその作業が負担に感じられる場合、「要点が掴みにくい」と感じるのかもしれません。

    会話形式は、要点を掴みやすくすることを目的としているわけではなく、むしろ発言内容を忠実に再現し、議論の全体像や各人の意図を余すところなく伝えることを目指しています。だからこそ、網羅性や正確性が重視される一方で、読解には多少の手間がかかるのは避けられません。要点を掴みやすくするためには、要約形式や別の書き方が適しているのかもしれませんね。

     
    以下で、会話形式と要約形式について詳しく触れています。

     
    議事録の書き方 会話形式と要約形式

    議事録の書き方 会話形式と要約形式

  • 整文は十人十色

    以下で「整文とは?」を説明しています。

    整文とは?

    文字起こし における整文とは?

     
    少し補足を。

    一般的理解としての整文は、ここにある記載のとおりですが、整文(文章を整える)といっても、それは機械的なものではなく原稿作成の領域ですので、人によって求めるものはまちまちです。

     
    たとえば、

    ・略した言い方ではなく正式名称で表記したい(JSOHは日本産業衛生学会で)
    ・書き言葉にしたい(思ってるんですよね。思っています)
    ・小見出しを付けたい

    などなど。

    つまり、人によって整文の概念というか、整文とはどんな作成の仕方かが異なります。

    そのため、ご依頼いただくときに、

    「こんなふうな漢字で整文を」

    とご指示いただきますと、すり合わせができて円滑です。

     
    整文も要約も原稿作成の領域ですから、そのboundary(境目)は明確ではなくて、けっこうぼやっと広いのかなと思います。

  • テープ起こし 要約ページにケースを追加

    テープ起こし 要約のページに、よくご依頼いただくケースを追加しました。

    講演と総会とインタビュー、これら3つを載せているのですが、共通しているのはいずれも、文章になったそれらを読む人の存在がいて、その方々のために要約をした原稿を必要になることです。

    どのように読ませるのか、何を読ませるのか。このあたりは要約のうえで気を付けるべきことであり、たとえば講演会であれば要約をし過ぎると「おいしい」部分がなくなってしまいますので注意が必要ですし、かといって網羅性が必要というわけではない。

    総会であれば網羅性が大切になってくる反面、長すぎたらそれは読み手にとって読みにくいものになる。など、内容とご利用の用途によってどのように要約するかはかなり振れ幅があります。

    そのあたりの判断と要約能力が必要になってきます。得意です。

    ここまでくると、テープ起こし・文字起こし、それに伴う要約というよりも、原稿作成・添削の領域になってくるのかなと思います。めちゃ得意です。

     

    テープ起こし 要約
    https://www.tapeokoshi.net/youyaku.html

  • 文字起こし における整文とは?

    文字起こし における整文とは?

    整文はテープ起こしの文章化の仕方の一つです。

    原稿作成の要素が入ることから、弊社が得意とする作成の仕方です。

     
    この整文、どちらかと言えば、原稿作成を提供する側(弊社)の言葉のようであり、この字面からは「文章を整えてくれるんだなあ」ということは分かりますが、しかし、お客様から見れば、どのように文章化してくれるのか明確になりづらいと思います。

    じつはかなり便利な文章化の仕方ですので、ここで少しかみ砕いてご説明したいと思います。

     
    文字起こしにかかわず、整文とは?

    一般に「整文」とは、文章をより適切で、読みやすく、そして伝わりやすい形に修正・編集することを指します。

    具体的には以下のようなことを行います。

    1. 文法・語彙の修正:誤った文法や適切でない言葉を正確なものに修正します。
    2. 文語体に修正:口語体から文語体に修正する。
    3. 情報の整理:文章内の情報を論理的な順序に整理し、流れを明確にします。
    4. 冗長な表現の削除:重複している情報や不要な表現を取り除き、文章をコンパクトにします。
    5. 構造の修正:長すぎる文を分割したり、短すぎる文を結合するなどします。
    6. 明瞭化:曖昧な表現や不明確な部分を具体的にし、明確に伝えるための修正を行います。

    定義づけは機関・団体によって若干の違いはあるでしょうが、おおむね、これらが全般的な(ジェネラルな)意味での整文です。

     
    文字起こしにおける整文

    いっぽうで、「文字起こしにおける」という冠が付くと、少し変わってきます。

    上記の1については、変更はありません。このとおりです。

    2についても変更はありませんが、ニュアンスが変化する可能性があるため、気を付けなければなりません。

     
    3については、注意が必要になります。

    「文章内の情報を論理的な順序に整理し、流れを明確に」するのは良いのですが、どなたかの発言内容の議事録である文字起こしの原稿にこれを反映すると、非常に高い確率で発言のニュアンスが変わり、また、気を付けないと意味自体が変わってしまいます。

    整えることで流れが明確になるのは良いことなのですが、どうしても整える強度を強めてしまうと、元のニュアンスや意味が変形してしまう可能性があるため、注意が必要です。

    4~6もこれに近いことが言えます。

    4「重複している情報や不要な表現を取り除き、文章をコンパクトに」することでニュアンスや意味が変わることは、まずありませんが、重複しているのは話し手の(何度も同じ話をするという)話し方に依っているのか、それとも大切なことなので同じことを複数回話したのかで、理解は変わってきます。もし前者であれば取り除いてコンパクトにすべきでしょうし、後者であれば、残しておくことに意義があります。

    5「長すぎる文を分割したり、短すぎる文を結合するなど」することで意味が変わることはありませんが、発言のニュアンスが変わる可能性があるため、注意が必要です。

    6「曖昧な表現や不明確な部分を具体的にし、明確に伝えるための修正を行」う場合、本当に曖昧で不明確であるのか、あるいは発言者が曖昧で不明確な話し方を意図しているのかで、理解は変わってきます。もし前者であれば修正すべきでしょうし、後者であれば、そのままであることに意義があります。

     

    総じて、整文の目的は、文章がその対象とする読者にとって理解しやすく、そしてその内容が正確に伝わるようにすることです。あくまで文章を「整える」ことの範囲内でのみ原稿に手を入れるべきであり、「整える」の意味を拡大解釈して創造(creation)という意味での「修正」「編集」をしてしまうとそれは整文ではなくなってしまいますので、注意が必要です。

     
    整文 文字起こしはこちら
    https://www.tapeokoshi.net/seibun.html

  • 要約サービスの作成方法

    要約サービスの作成方法

    弊社のテープ起こしサービスの一つに、要約というものがあります。

    要約 テープ起こしサービス
    https://www.tapeokoshi.net/youyaku.html

     
    要約と言うと、なんとなく、全体の文章を要約した「議事録の概要版」みたいなイメージを持たれると思いますが、実際はそうではありません。

     
    お客様によって、インタビューや講演、公開講座の議事録のご利用用途はさまざまです。

    たとえば、上記のように「議事録の概要版」を作って保存をしておくことを目的とする場合もあれば、取引先への報告用(たいていは行政や大学の学部)として、普通の議事録よりもよりブラッシュアップしたものをお求めの場合もあります。
    またあるいは、ウェブサイトに掲載する「読み物」として、小見出しを付けたり、Q&A形式にするなどのご利用用途もあります。

     
    だから、弊社は作成方法に幅を持たせていて、これらのお客様のお求めにお応えする手段としての原稿作成を、要約と呼んでいます。

    つまり、弊社の要約というのは、「原稿作成」「原稿編集」なのです。

     
    自賛させていただければ、弊社の要約サービスには、無料でケバ取りの原稿が付いてきます。
    これは、お客様のお手元で要約の原稿を編集したいと思った時、ケバ取りの原稿を見れば、盛り込むべき内容とその箇所がすぐに分かるからです。

    より自賛させていただければ、弊社の要約は、とても、便利なのです。

     
    要約 テープ起こしサービス
    https://www.tapeokoshi.net/youyaku.html