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  • ケバ取りのほうがいいですよ

    ケバ取りのほうがいいですよ

     

    まれにお客様の文章化のご要望と収録内容とがマッチしないケースがあります。

     

    とくに、

     

    「この収録内容だと、そのままよりもケバ取りのほうがいいのになあ」

     

    と思うことが多くあります。

     

    たとえば、
    インタビューは、インタビュー独特のケバや相づちなんかが多く出てきます。

    講演やシンポジウムは、1人の方が長い時間話すことが多いため(パネルディスカッションであっても、比較的、1人の方が話す時間が長い)、やはり独特の(あのー や そのーなどの)ケバが発話されます。

     

    これらのケバは、文章化しないほうが明らかに見やすくなり、のちに使いやすくなります。

     

    原稿の使用用途にもよりますので、一概には言えませんが、そのままテープ起こしを選択されるの収録内容は、結構、限られていると思います。

     

    きっと、お客様としては、

     

    「ケバ取りよりもそのままのほうが正確に文章化してくれそうかも」

     

    という気持ちが働くのかもしれませんね。

     

     

    お客様、ぜんぜんそんなことはございませんよ。

     

    そのままとケバ取りっていうのは、文章化の仕方が違うだけで、精度が変わるわけではありません。どうぞご安心ください。

     

    もし、文章化の仕方を迷われているようでしたら、ご依頼時にお声掛けください。

     

    収録内容を精査したうえで、もっとも適切な文章化の方法をお伝えいたします。

     

  • 人間ドラマに触れる

    人間ドラマに触れる

     

    依頼をいただくテープ起こしの内容はさまざまです。

    いろんな種類の音声を聞いているといろんな場面や話に出会います。

    人が生きるのって、ドラマだなあと感じます。

     

    さまざまなテープ起こしをしていると、いろんな人がいて、いろんな生き方をしているんだなと感じます。

    裁判の音声や、インタビューなどは、人間ドラマの最たるものでしょう。

    たまに生々しすぎると思うときもありますが……。

     

    一方、講演やインタビュー案件でも、その人の職務や物事に対する真摯な思いに触れて、人間ドラマの一端を垣間見たような気がします。

     

    人の生老病死、その場面ごとに、いろんな立場から、研究や取り組みをしている方々がいることを知りました。

    お医者様や看護師さんは、日夜、さまざまな病やけがと戦っていらっしゃいますし、治療・看護現場の向上改善を目指しておられます。

    東北地方太平洋沖地震が発生後は、災害について考える講演会や会議、あるいは冒頭に亡くなった方を悼む言葉が入っていた音声が多くありました。

     

    災害救助に携わった方の会議録をテープ起こししましたが、自分たちができたこと、あるいは不十分でこれからの課題となっていることを話されていました。

     

    こういったことを音声や文書にして残すことは、本当に大切だと感じます。

     

    アスリートやアーティストは、全身全霊をかけて取り組んでいて、そのお話から、こちらが感化されることがよくあります。

     

    テープ起こしをしていると、人って一生懸命なんだなあと思わされ、そして、励まされます。