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看護に関するインタビュー テープ起こしの所感
よくご依頼をいただく看護に関するインタビュー。テクニカルな内容ではなく、看護師さんの人生のバックボーンを伺っている点が興味深い。
弊社にご依頼をいただくテープ起こしのなかで、看護に関するインタビューがあります。
そのなかで、今回は看護師さんへのインタビューについて取り上げたいと思います。
看護師さんへのインタビューと言いますと、まさに看護に関するテクニカルなことをインタビューするような印象があると思います。
もちろん、そういった看護技術などについても話されています。
ですが、注目すべきは、
1、看護師さんたちがどのような気持ちで患者さんに接しているのか、
2、なぜ看護師を目指そうと思ったのか、
3、今どういう気持ちで職務に励んでいるのか、
4、自分にとって看護のあるべき姿とは、
など、主にその看護師さんの人生のバックボーンを伺っている点にあります。
そのお気持ちを拝聴し、私たちが感じることは、患者さんの体や心の痛みに直面し、ともすればその最期を看取る場合など、特殊な職業である看護職は、たとえば会社の経理課で働くということとは、心の持ちようが異なるのではないかということです。
人間、誰しも辛いときがあります。しんどいなあと思うときがあります。もちろん、楽しいときもたくさんあります。
自分がどんな状況であれ、患者さんへの温かな対応をしなければならない。それはときに苦痛に感じることもあると思うんです。
ですが、自分を押し殺し、患者さんに笑顔で対応しよう、優しく接しよう、そんな思いで職務に臨んでいらっしゃる看護師さんには、本当に頭の下がる思いです。
数あるテープ起こしのご依頼の中で、大変心に残る内容です。
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