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テープ起こし 法廷尋問はドラマのようにはいかない
法廷尋問のテープ起こし。よくご依頼をいただく内容です。「事実は小説よりも奇なり」といいますが、やはり実際は小説よりも非常にリアルです。
私たちは、よく法廷尋問の文章化のご依頼をいただきます。
法廷尋問と聞きますと、テレビの2時間ドラマのような印象をお持ちになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
尋問のなかで、無実の罪を着せられた主人公が、熱っぽく相手側の弁護士の追求を否定する。それを傍聴席から心配そうに見守るフィアンセ。真犯人はいったい誰なのか?
なんだか、ドキドキさせられてしまいますね。
しかしながら、これはやはりドラマの世界であり、現実とは異なります。
・男女関係の問題
・お金の問題
・交通事故の問題
法廷尋問のご依頼は、これら3つに集約されますが、そのいずれもが非常にリアル。
甲何号証、乙何号証など、次々と証拠を出し、原告、被告、原告側の証人、被告側の証人に、代理人たる弁護士さんが問いただしていくのです。
そして、かならずといっていいほど、原告側と被告側とでは真っ向から意見が食い違う場面があります。また、ときに発言した内容に矛盾が生じるケースがあります。
からまった糸を解いていくように、ひとつひとつその発言内容を精査していく。
しかも鋭く。
「事実は小説よりも奇なり」
と言いますが、こと法廷尋問のテープ起こしを手がける私たちには、
「事実は小説よりもリアルなり」
と感じます。
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